[ 合唱団の発足について ]
1980年代、全国各地でベートーベン「第九」演奏が年末の恒例になっていた。茅ヶ崎市においても1981.12に指揮三石精一氏、神奈川フィルハーモニー管弦楽団で初めて演奏会が開催された。合唱団は「第九を歌う会」と称し、市民募集の形で行われ指導が松井眞之氏であった。以降、相模原、町田、綾瀬、茅ケ崎等で「第九」演奏会がほぼ毎年開催され、いずれも松井真之氏が合唱指揮者とすることになった。参加者たちの間では親しく地域を越えた交流が出来るようになっていき、いつしか「松井先生の指揮でフォーレを歌おう」との気運が高まった。1984年1月「フォーレ・レクイエムを歌う会」が発足、翌1985年3月には茅ケ崎市で参加者197名の大合唱による演奏会が開かれた。演奏会後、同会はいったん解散するが、「永続的な団を結成したい」との声が多く寄せられ、同1985年9月、湘南フィルハーモニー合唱団として発足した。 その後、1987年6月にモーツァルト『レクイエム』、1989年6月にはヘンデル『メサイア』の演奏会を松井真之氏の指揮で行ったが、団員間での音楽的な対立が生じ、松井先生の辞任とともに多数の団員が退団した。しかし、松井先生を慕う多くのメンバーから、その巧みな指導力、人間としての魅力、音楽への情熱を思い、合唱団の再建を望む声を背景に合唱団「湘南シティ合唱団」を結成し、1990年12月22日湘南シティ合唱団第1回演奏会「メサイア」の演奏会が150名を超える団員数で盛況に行われた。以降、指揮者と合唱指導が同じ指導者による団の運営を基本に、今日まで湘南地域中心に、オーケストラによる大曲を歌い続けている合唱団である。
【 シティ(City)名前の由来 ]
「シティ」(都市)と言う言葉には新鮮な感触があります。ルネッサンスに始まり、宗教改革、市民改革、さらには産業革命等々、歴史における新しい胎動の足跡は、いつもシティから聞こえてまいりました。この言葉にさらに次のような意味を持たせたいと思います。
C:Comfort(心地よさ)
I:Intelligence(智慧)
T:Truth(誠実)
Y:Yearning(憧れ)
湘南海岸を臨む温暖の地で、心地よく、智慧を出し合い、誠意を尽 くしていつまでも憧れを忘れず合唱活動を続けたいと思います。
【 ロゴの説明 】
団創設当初の、当時広報係の長谷川恵子さんのデザインです。「ぶどう」の絵柄には次の意味があります。「野ぶどう」の花言葉が『仁愛』。そして、聖書には次の一節があります。『私はぶどうの木で、あなたたちは枝である。私にとどまっていて、私も彼のうちにいるなら、その人は多くの実を結ぶ』(ヨハネ15章)。合唱団という組織においても暗示的な言葉のような気がします。
【 紹介記事 】
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